感動の大琳派展
昨日、クライアントさんから電話が入り、今日のミーティングがキャンセルになった。午前中の打ち合わせの後時間ができたので、どうしても見ておきたかった大琳派展に出かけることにした。
前の打ち合わせ場所から東京国立博物館がある上野公園までの足回りは、千代田線が一番便利。湯島で降りて不忍池を抜ければ直ぐだ。不忍池には、散歩する人、写真を撮る人、ボートに乗る人など、平日の昼間だというのに多くの人がくつろいでいる。外国人の姿も多い。
暖かい日差しに誘われたのか、上野公園は思わぬ人出。
大琳派展は、30分以上の入場待ちという盛況。風神雷神図が4組も揃うなど、国宝・重要文化財がこれだけ集まる展覧会もなかなか無い。期間も1ヶ月ちょっとと短い上に16日までという会期終了間際ということもあるだろう。
黄色く色づいた大銀杏の横に続く長蛇の列に付き、静かに会場に入る順番を待った。
そして、会場の中に足を踏み入れ、展示された作品を順に見て、いよいよ風神雷神図の会場に。
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一の風神雷神図が並べて展示してある。それぞれの屏風絵をゆっくりと見た後、全体が見渡せる部屋の中央に立ち、そこからそれぞれを見比べ、変遷を確認し、筆致や印象などを自分なりに解釈した(つもりになった)。こんなことは二度とできないだろう。
他にも、教科書でしか見たことがなかった尾形光琳の、国宝八橋蒔絵螺鈿硯箱や、数々の素晴らしい作品に圧倒された。
ただ、尾形光琳の国宝燕子花図屏風は既に会場から所蔵先に戻され、見ることができなかったのは残念。
それでも、日本の美を十分に堪能でき、満足。
日本人の感性は素晴らしい、と改めて感嘆し自信を持った展覧会だった。
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