事象が必然に変化するまでの時間
バスカード等を無くしたショックを引きずりながら、福岡空港に着き、手荷物検査場をSKIPで通過しようとすると、「地上係員にご連絡ください」と出て、チェックインできない。カウンターに行くと、回数券の差額が決済されていないと言う。確かに、10月から回数券の料金が上がって、9月に購入した回数券との差額1500円が追加徴収されることは知っているし、便の変更をした際にその決済は澄ませた。しかし、サーバー側の問題か回線の問題かで、決済がされていなかった。予約確認画面では便の変更も完了していたし、当然追加料金の精算も済んでいると思って空港に行っているので、何が起こったのか理解できなかった。さすがに腹は立ったが、ここで切れると一日を棒に振ってしまう。一度怒りに火が点くと、自分でコントロールが効かなくなる。朝から落ち込んでテンションも下がっていたので、発火するパワーが無かったのかも知れない。そう思えば、カードを落としたことも意味があったのか?
爆発寸前で冷静さを取り戻し、希望の席が取れず真ん中の席だったので、通路側に空きが出てないか聞いたら、7列目の通路側に変更できた。これも、SKIPで普通に通過していたら、狭い真ん中の席で窮屈だった事を思えばラッキーではないか。3000円相当の損失ではあったが、怒りを押さえられたことと席移動ができたことでプラスマイナスゼロになった感じだ。
飛行機に乗り込み、昨日事務所を出る前にAmazonから届いた本を機中でほぼ1冊読み終え、定刻に羽田に到着。そこから真っ直ぐ、相談のメールをいただいた会社がある学芸大学へ。乗り継ぎもスムーズで、思ったよりも早く学芸大学に着き、無事約束の時間に先方へ。
WEBサイトのコンテンツに関する相談であったが、こちらも他のクライアントさん同様の悩みを抱えていらっしゃった。朝のトラブルも引きずらず、冷静にお話をうかがってアドバイスできたのもバスカード紛失のおかげか?
さて、こう考えると、紛失とその後のトラブルでのプラスマイナスはゼロではなく、プラスだったようだ。
ビジネスも日常も、短期間で結果を評価するのは危険だ。今年ノーベル賞を受賞した4人の日本人の先生方も、みんな何十年も前に論文発表や発見をされ、その後の時間の経過がノーベル賞という必然に結びついているのだろう。僕たち凡人と一緒にしてはいけないのかもしれないが。
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