酔っぱらいが酔っぱらいを介抱した夜
事務所のスタッフと打ち合わせを兼ねた食事をし、勢いで飲み過ぎてしまった。
店を出て暫く歩くと、人が倒れていた。どうせ酔っぱらいだろうから、と一度通り過ぎたが、まだ2月の夜。そのままだと凍え死んでしまうかもしれない。引き返して声をかけたら、案の定酔っぱらった初老の女性。
「こんなところで寝ていると、死んでしまうよ」と声をかけたが、「良いんだよ、ほっとけ!」と怒鳴る。
しかし、そのまま道路脇に放ってもおけない。何度か声をかけると、仕方なさそうに起きあがり、たばこに火を付けた。
座り込んでなかなか立とうとしない。
「さ、帰ろう」と促すと「放っとけ」と言うばかり。
「家はどこ?」と聞くと、「そこ」と目の前のアパートを指す。
道路を渡ったら家ではないか。ならば送っていってすっきりしようと脇を抱えながらアパートの階段を上っていった。
玄関のドアを開け、彼女を中に入れると今度は「ここまで来たんだから上がれ」という。「人が待っているからこれで失礼」と言うと、「良いから上がれ!」とまた命令口調。「そんなこと言われても、上がる訳にはいかない」と扉を閉めてアパートを後にした。
その後、近くで待っていた同僚と合流して飲んだのだが、この酔っぱらいを介抱したことを翌日にはすっかり忘れていた。もちろん、その飲み会のこともほとんど記憶に残っていない。
ちょっと飲み方を考えなければ、と反省した晩だった。
| 固定リンク | 0
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- PCR検査のストレスから解放され、海辺を散策していると変わり果てた姿の Stars&Stripes が!(2022.06.29)
- ケンミンの焼きビーフンは、関東では食べられない?(2022.05.24)
- 釣りに行けないので、散歩ついでに「ららぽーと福岡」でガンダムを見てきた(2022.05.22)
- 「EVERY DAY IS A GIFT」を心に刻む(2022.05.04)
- 傷や体中の痛みの場所から、転倒の状況を自分なりに推察してみる(2022.05.02)
コメント