海抜0m地帯
中学の頃、東京都江東区は海抜0m以下だと教わった。海抜0mだと、川の水も海に出ていかないし、いつも海から波がやってきて地面は水の下なのではないかと不思議に思っていた。
大人になっても、この疑問はずっと残ったままだった。同じようなオランダは、風車で水を掻き出しているのに、江東区では何をしているのだろう、と。
そして、就職で東京に住むようになり、水面の上にある(?)江東区の現実を何も考えずに普通に受け入れていた。
ところが、現実はやはり海抜0m以下だったことを知った。
区役所前にある荒川水位表示塔は、現在の荒川の水位を表示している。僕が通ったときには、54cm。自分が立っている地面から54cmのところに、荒川の水面があると言うことだ。堤防が壊れたら、当然その水位まで水が来ると言うこと。
過去の水害では、5mを超える水位も記録している。江東区に降った雨は、どうやって排水しているのだろう?下水はどこへ行くのだろう?地震が来て、堤防にひびが入ったらどうなるのだろう。海抜0m以下は江東区だけなのだろうか。隣の区は大丈夫なのか?
久しぶりに子供の頃のような疑問が次から次へと沸いてきて不安になり、考え出したら夜も眠れなくなってしまう。ここで暮らす人は何も不安はないのだろうか?この塔の存在を知っているのだろうか?
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