事故! 110番通報、そして立ち会い
福岡発 21:30 ANAの最終 990便、同じ便には、ある会合で一緒になった、某キー局のアナウンサーも乗っていた。順調なフライトで、機内で原稿を2本上げ終わる頃、定刻 23:00 羽田着。
そのまま、あいのりタクシーに乗り込む。
今回も7人乗れる大型のタクシーに一人。
あいのりタクシーは、車庫が家の近くなので、一人で乗っても最後の客としてはBESTだといつも喜ばれる。
陸路も順調、高速道路を降りて一般道路に出て直ぐ、前方に大きな布袋のような物があり(ちょうどサンタクロースが持つプレゼントが入った袋のようだった)、クルマはスピードを少し落としながら右に避けた。
その袋は何だろうと見ながら横を通り過ぎようとしたところへ、クルマの直後をついて走っていた原付バイクがそのまま直進、その袋にまともにぶつかり、もんどりうって転倒した。
しかも、その袋のように見えたモノは、(多分酔っぱらった)老人がうずくまっていたのだ。ぶつかった瞬間にそれが人だとやっと解った。
車窓のガラス越し、まさに左真横1mでのスローモーションのような光景。
運転手さんにクルマを止めてもらいながら、同時に110番通報。
直ぐにクルマを止めたとはいえ、事故現場からは数十mも先に停まっている。
110番の電話の先からは、住所や周囲の目印、被害者の容態などを矢継ぎ早に尋ねられ、電話をしながら走って現場に向かい、状況を報告する。
僕が電話でのやりとりをしている間に、事故の衝撃音に気が付いた周囲の住民数名がやって来て、現場の2次被害を防ぐべく、後続のクルマの誘導や意識のない被害者へ呼びかけたり、加害者の怪我の確認したりと、さすが下町の結束。
数分後、消防車が到着、その1分後パトカー、さらにその1分後に救急車。
事故時の状況等を聞かれ、現場を離れたのは、事故から約30分後のこと。既に日付は変わり今日となっていた。
自宅まではあと数百mの所での出来事だった。
今日のクルマの運転は我ながら、とても静かだった。
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