2022.09.24

2022年シーズンは、ヒレピンの8寸ヤマメで終了か?

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過去最強クラスと言われた台風14号は3連休に九州を縦断し、久しぶりに福岡を直撃した。実家が倒壊するかもと最悪の事態も想定したが、幸いなことに我が家は特に被害もなく、流星号はちょうど車検の為にVWに預けていたので、こちらも無傷だった。

日本列島を縦断するように台風14号が過ぎ去り、再び台風15号がまた3連休に日本を直撃。しかし、この台風は東に進路を取り九州にはほとんど影響しない。台風14号が通り過ぎて4日後、3連休の初日は、台風の影響がまだ残っている可能性が高いので、近場で様子を見ようとおっかなびっくりで川に向かった。

道中で目にする川の水位は下がりきってなく、ちょっと嫌な予感。目的の川に着くと、想定以上の水量。福岡は大した被害はなかったけれど、やはり史上最強クラスの台風はそんなに甘くはなかったということだろう。さてどうしたものかといつもの所に流星号を駐めようとしたところで、ルアーマンが歩いてきた。あちゃーー、一歩遅かったか!窓を開けて挨拶をすると、先日のルアーマン。当然同じポイントを狙って入渓しようとしていた。さて、どうしたものか。予定が狂ったが、この時点ではこの流域にはまだ僕と彼の2人。他の釣り人が来る前に、被らない所に早く入渓するしかない。

増水していてドライフライで狙えるポイントは絞れなくなり、それらしいポイントにはとにかくフライを落としていくしかない。ここぞというポイントでも10cmほどのヤマメが出るくらいだから、ヤマメは水位が増した川に広範囲に散っているのだろう。

いかにもヤマメがいそうな流れで、大きな魚影がフライを追って浮いてきたが、直前で見切ってUターン。フライを替えて再び浮いてきたがまたもUターン。今日の川の状態ではこの一尾をなんとかしたいとその後もフライを替え暫く粘ったが、何を流しても浮いてこない。結局そのポイントは諦め暫く釣り上がる。平瀬の小さな流れ込みにカディスを浮かべるとフッとフライが消えた。ポイントから言ってもせいぜい6寸くらいだろうと思いながらロッドを立てると、思いもかけず強い引き。普段なら本当に浅くて小さなポイントだけれど、増水してそれなりの深さになっていて走り回るヤマメの姿がなかなか見えない。やっと引き寄せると想定外に良い魚体。逆にバラしてはいけないと緊張しながら引き寄せてネットに納めた。納得の24cm、8寸のヒレピンヤマメ。

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その後も、2回ほど良いヤマメがフライに浮いてきたもののいずれも口を使わずに消えて行った。シーズン終盤で本当なら産卵に備えて食欲が増しているだろうに、ヤマメもすっかり学習して警戒しているのだろう。退渓して道を下ると、フライマンから声をかけられたり、川にはルアーマンの姿が見えたり、見覚えのある車が止まっていたりと、多くの釣り人が来ていることは明らかだ。実質この3連休が今シーズン最後の週末なのだから。

その後も移動して入渓しても、すぐに目の前に釣り人が現れたり。増水して川のコンディションも良くないし、これ以上の釣果は望めないと午前中で納竿。
タックルをしまい、流星号のドアを閉めた途端雨が降り始めた。今日はそういう日だったんだろう。

幸いにも、8寸のヒレピンをネットに納めることができたし、台風の影響もまだ残っている。本当は明日梅野川の様子を見に行こうかと思っていたが、増水していて釣りをするには厳しいだろう。この1尾で今シーズンを締めくくることにしよう。

※でも、まだ今シーズンは1週間あるし、朝目が覚めていきなり川に向かうかもしれないけど。

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2022.09.13

仕事前の次は仕事帰りの川で7寸ヤマメ

今日は県境を越えてクライアントさんとの打ち合わせ。公共交通機関もなく(路線バスはある)片道一時間半かけて車でしか行けない遠い所だけれど、目の前にヤマメが住む川があるので引き受けたところ。月に一回の打ち合わせ(前後で釣りの時間が取れるように設定していただいている)の後は川に降りてヤマメと対峙する。

今日も打ち合わせが終わり、川に向かった。準備が整い、川へ降りようと流星号にロックをかけ空を見上げると雲行きが怪しい。ついさっきまでは青空だったのに、いきなり黒い雲が上空を覆ってきた。川に降り、フライをティペットに結んだところで雨が降り出した。上に木が被さっていたのですぐに雨に濡れるような事はなかったけれど、だんだんと雨脚は強まり、目の前の景色は歌川広重(安藤広重)の浮世絵のようになってきた。このままだと釣りにはならないし、いずれは葉から落ちてくる滴に濡れるのは明白。このまま雨が強くなれば釣りどころではないと、一旦流星号に避難することにした。Rodを入れ、ドアを閉めたとたん、流星号の屋根を叩く大粒の雨の音が激しくなった。

スマホで雨雲レーダーを見ると、真っ赤な塊が10分ほどで通り過ぎるようだ。メールのチェック(今日は平日)などしながら雨が治まるのをじっと待つ。
アプリの予想通り10分ほどで雨は小降りになったので改めて川に降りると、短時間の雨だったのに濁りと少しの増水。うーーーん、今日もダメか!?しかし、今シーズンこの川に来るのは最後。無理しない範囲でもう少し様子を見ながら釣り上がってみよう。

30分ほど釣り上がると、短時間の雨だったので濁りは少しずつ治まってきた。しかし、ヤマメの反応は無い。
それでもめげずにそれらしい流れにフライを落としていくと、開けた浅いプールでゆっくりと浮いてきたヤマメがフライをくわえた。

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7寸(21cm)、薄いピンクを身にまとい、流れたパーマークのヤマメ。

なんとか納得の一尾をネットに納める事ができたので、帰りの時間も考慮してここで納竿。想定外の雨もあり、川に立てたのは一時間半ではあったが、ヤマメも顔を出してくれたので良しとしよう。

今シーズン、あと何回川に立てるかな?そして、ヤマメとの出会いは?

 

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2022.09.09

朝飯前ならぬ仕事前、やっと出た!今年初の8寸ヤマメ

大型台風11号は九州をかすめ、韓国の釜山に上陸して北東へ通り過ぎた。築50年の我が家は風で一晩中ミシッとかパキッと怪しい音と共に揺れ続けたものの、なんとか持ち堪えた。事前の予報では線状降水帯が発生する可能性もあったが、幸いにも雨はそれほどでもなかった。

台風が通過して4日、風も治まりずっと天気も良く、朝晩は秋を思わせるような空気になってきた。川の水量も落ち着き、ヤマメもそろそろ産卵に向けて喰いもあがってきている頃。台風もあり、北部九州の川には今週は釣り人もほとんど入っていないだろう。しかも先週も大雨で週末の釣行を断念したくらいだから、ひょっとすると10日以上釣り人のプレッシャーがないのかもしれない。こんなタイミングを逃すのはもったいないと、平日ではあるが仕事の前に地元の川に向かった。

7時に到着すると、予想通り釣り人の姿は見当たらない。まだ少し水位は高いようだが、ほぼ平水に近い。
最初に結んだフライは初めてのスパイダー。釣りビジョンで渋谷直人さんがよく使用していたので試してみようと思い、先日ヤフオクで見つけて購入した。それらしいポイントに流すも、反応するのはフライが口に入らない小さなヤマメばかり。そして、いつもヤマメが付いているポイントでは5~6寸くらいの魚影が下から浮いてきて、フライをくわえたように見えたのだが…スパイダーの足(長いハックル)が邪魔をして口に入らなかったようにも見えた。今シーズンはまだ7寸越えも一尾しか釣っていない。もっと口に入りやすいサイズのテレストリアルやオーソドックスなフライにするのが吉のようだ。

#16のカディスに替えて次のポイントに流すと、すぐに6寸のヤマメ下から浮いて来てフライをくわえた。九州の川は東北や北関東などの川とは違ってイワナはいないしヤマメの魚影も薄い。ヤマメにしたって、まずなかなかいないしサイズもあがらない。サイトフィッシングなんて昔の古湯や梅野川ではできたけど、今はそれも無理。ブラインドの釣りはオーソドックスなフライで釣り上がるのが確実だと、改めて確認できた。

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その後はそれらしい反応は無かったが、昨年、紅く色付いた秋ヤマメをゲットしたポイントにはきっと良型が付いているはずと慎重にアプローチ。岩の後ろで数秒ブラインドになる所にフライを流すと、フライが岩陰から出てこない。と同時にロッドの先にテンションが掛かった。ヤマメがフライをくわえたようだ。すぐにロッドを立てると久しぶりに感じる強い引き。なかなか寄ってこないしどんどん下っていく。段々を下ってバラさないようについて行き、少し流れが緩いプールでやっとネットに納めることができた。
今年初の8寸ヤマメ。
この一尾だけで、平日の今日やってきた甲斐があったというもの。これで納竿してもいいけれど、まだ9時前。川の状態、ヤマメの反応は最近に無く良い感じ。もう少し釣り上がってみることに。

Dsc_2160sDsc_2161s その後、3度ほどバラシがあったものの、ピンク色に薄化粧した19cmのヤマメが綺麗にヘッド&テールでフライをくわえてくれるなどシーズン終盤の釣りを堪能できた。

前日、久しぶりに仕事でストレスが掛かるやりとりをして重い気分で床についた。その反動か4時に目が覚めて、気分転換に川へと流星号を走らせた。その結果、今シーズン初の8寸ヤマメをネットに納め、仕事のストレスも雲散霧消。僕にとっては川に立つことが一番の薬だ。

3時間ほど自然と戯れ10時に退渓すると、道路の脇には彼岸花が。山はすっかり秋だ。気温は22度。しかし、山を下りると気温は30度に。これだけでもいきなり現実に引き戻される。

釣りをしていても時折スマホでメールのチェックをし、特に緊急に対応が必要なことは発生しなかった。午後は普通にPCの前で仕事をしている。事前に連絡していたスタッフ以外、クライアントさんも僕が川に出ていた事は知らないまま一日が過ぎた。

この数年は、コロナは関係なく仕事のリモート移行は進み、クライアントさんとのリアルでの打ち合わせはほぼなくなっていた。一週間ほどの海外取材でも特に報せないまま日本を離れていても何の支障もなかった。求められているのは物理的にどこにいるかではなく、連絡が取れるか、トラブルやオーダーに対応できるか、求められるパフォーマンスを提供できるか。リモートワークが普通になるこれからの働き方では、自分を取り戻す時間をどれだけきちんと取れるかも重要になるんだろうな、と思った一日でした。

 

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