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2017.10.26

「海難1890」をきっかけに外交と邦人救援の現実に思いを巡らす

福岡へ飛ぶ機中は、ダウンロードしていた「海難1890」を見ながら。しかし、涙腺が弱くなったオジサンは涙を堪えることができず、ときおり鼻水をすする音が隣の乗客にも気づかれていたのではなかろうか?

海難1890」は日本とトルコの合作。1890年に起きた、トルコ海軍エルトゥールル号の座礁事故を題材にした映画。
ここ数年、中東での紛争やISに絡んだニュースでは日本との友好国として必ずトルコが登場し、池上さんの番組でもエルトゥールル号の海難事故とイランイラク戦争の時にトルコが日本人を助けてくれたことなどを紹介していた。そんなことで、エルトゥールル号の事故をきっかけに友好関係ができたことは知ってはいた。この映画が封切られたときにも気になってはいたけれど、結局見ないうちに打ち切りとなってしまっていた。それが早速amazon videoで見られるようになった。

事実に基づく映画なので、それほどドラマチックな展開がある訳ではない。ただ人を助ける姿が淡々と描かれているだけと言っても良い。しかし、それを見ながら涙を堪えきれない映画だった。

北朝鮮・中国で紛争や戦争が勃発したら
日本政府はどういう対応を取るのだろうか?

エルトゥールル号の事故から95年後のイランイラク戦争勃発時に、トルコ航空が日本人脱出のために飛行機を飛ばしてくれた一方で、日本は自衛隊機も日航機も飛ばせなかったという事実。この日本の対応を見ながら、2002年にグアム島で遭遇した超大型台風被害で帰国できなかったときの事を思いだした。この時も日本人だけが運輸省(当時)の杓子定規な対応のために、帰国が他の国の人達よりも1日遅れたのだ。

映画を見終わって、テヘランからの邦人脱出の実際のところを少しググってみたら、こんなサイトに行き着いた。

特定非営利活動法人「エルトゥールルが世界を救う」 

実際にトルコから脱出した人の手記(映画アルゴを彷彿とさせます)などもあったが、中でも注目の記事は人々の物語 第9話 『なぜ、日本は救援機を出さなかったか?その真実を知る』
当時の外務大臣安倍晋三!の国会答弁議事録や駐イラン大使だった野村氏の2007年のシンポジウムでの発言をまとめた記事。これを読むと……

今、北朝鮮とアメリカが戦端を開いたら、中国が尖閣諸島に侵攻してきたら…韓国や中国には1985年のテヘランとは比べものにならない数の邦人が滞在している。その時日本はどう対処するのだろうか?


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