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2007.04.23

情けないけれど

東京から、かつて一緒に働き、遊んだ先輩T氏がやってきた。
これからの仕事の話しなどしながら、楽しく食事し、そして飲み、そして酔っぱらった。

ホテルに帰るT氏がタクシーに乗り、それを見送った後、コンビニで香典袋を購入し、タクシーに乗った。
向かった先は中央区古小烏の積善社。時刻は0時をまわっていた。

この前日、東京にいる僕の元に訃報が届いていた。
福岡ドームで働いていたときにお世話になった、大広九州の亘専務が亡くなられたという。
独立してからも、何度かお会いして、仕事の相談にも乗っていただいていた。
飄々とした関西人らしくない関西人だった。まだ60歳。
その訃報に際し、通夜・告別式に出るか悩んでいた。
先日も、大学の先輩が亡くなったが、その時には東京にいたために弔電を打つ事しかできなかった。
今回は福岡にいるから、通夜には行ける。しかし、今後も訃報を受け取ることはますます増えるだろう。ある時には駆けつけ、ある時には弔電しか打てない。
いっそ、全ての訃報に対して同じ対応をすると決めた方が良いのではないか。
そんなことを昼間に父親と話し合った。

しかし、酔った僕はタクシーで積善社に向かった。
通夜の場に、酔っぱらった僕は入っていき、親族もいる遺影の前で涙をこらえることができなかった。
香典袋の名前も、その場でボールペンで書いた。
涙のためか、酔いのせいか手元は定まらず、ぐちゃぐちゃな字で、名前が判別できたかどうか不安になるくらいだった。

息子さんや娘さんから、「父は、どんな仕事をしていたのか、よろしかったら聞かせていただけませんか?」。
そういえば、世の働く男性は、仕事の話しを家族にはあまりしないものだ。亘さんもそうだったのだろう。
暫く話しをして、酔っぱらいのオヤジは帰りのタクシーに乗った。

タクシーを通りで降り、家まで歩く100m程の道のり、再び涙が溢れて来た。

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